原美術館
晴れた火曜日、アートが好きと言っていた男の子を誘って美術館へ行く。駅から歩くこじんまりした空間で、窓が多く、光がきれい。
部屋の隅に置かれたピアノや、中二階のような空間から下が見れたり。
カフェも庭に面していて気持ち良さそう。
エリザベスペイトンは90年代、様々な人を描いた画家で、たとえばオキーフとかカートコバーンとか、女性らしい繊細な線や柔らかい色彩。
好きだった絵
「Flowers, Berlin」 2010 板に油彩 25.4×20.3cm Collection of Harm Müller-Spreer
美術館はものの30分くらいで見てしまって、品川を歩く。品川なんて何年に一度くるかという街で、前に来たのも何年も前で、懐かしい幼馴染と妹と三人でピザを食べた。
今回も駅前のなんでもない店でピザを食べて食後のコーヒーがおそろしくまずかったけどそんなことどうでもよくなるような日。
発熱してるからかボーとしている。
そこに午後の日差し。
わたしはこのまま生暖かい電車の椅子に腰掛けて心地よい揺れを感じながら、どこまでも行けるような気がして
2月の八重山諸島めぐり
そこから小浜島で3泊
5泊したけど晴れたのは最後から2日目の午前中だけ。
あとは全部分厚い雲とときどきの雨と冷たい風。
天気が悪いから空も海もグレー。
しょうがないのでお風呂に入ったり、早朝すこしだけ浜辺を歩いたり、貝を拾ったり、体が冷えるのでまたお風呂にはいって、本を読んだりしていたんだけど持ってきた本をすべて読んだので本屋を探してる。全然ない。映画館もない。この街の人々の娯楽はなんなんだろう!
唯一、アクティブになれた瞬間は、晴れた日に朝食を食べに自転車で丘を登り、豆腐の比嘉というゆしどうふのお店へ行き、バンナ公園という、とてつもなく広い公園を散策して、そこから帰りの自転車が思いっきり下り坂で。駆け下った。その瞬間が一番アクティブだった。
楽しみにしていた、黒島の牛祭りの日は一番の荒れ模様、冷たい雨が横殴りに吹きつける中、人混みのターミナルは最悪だった、その後も訳のわからない一本道をただ濡れながら歩いてたどり着いたカフェがやっていない。
半べそで戻っていると車のひとが乗せてくれて、はじめて島の優しさに触れた気がきた
竹富島では猫の優しさに触れた
猫は、さみしい人を感知してそばにきてくれる、と思う。